|
(1)用途地域とは
もし買ったばかりの土地のすぐとなりに、ある日突然石油コンビナートができたらどうしますか。あるいはそこまでいかなくともパチンコ屋とカラオケハウスに挟まれてしまったらどうでしょう?とても平穏で快適な生活なんて送れそうにありませんね。
そこで土地には用途地域というものが定められています。その用途地域によって普通の住宅しか建てられないエリアとか、商業施設も建てられるエリアとか、または工場などを建てられるエリア、という具合に各々土地の利用目的を予め定めているのです。ちなみに現在は12に分類されています。
土地を買うとき気をつけなければならないのは、自分の買おうとしている土地と、その周辺(特に南や東側)がどのような用途地域に指定されているかです。
(2)主な用途地域
1)第一種低層住居専用地域
低層(2階又は3階建て)住宅のための地域で、戸建ての住環境としては最も優れた地域です。住宅の他に学校、図書館、診療所や広さが50u以下の小規模な店舗併用住宅も建てられます。注意事項としては建ぺい率※1)や高さ制限※2)などが最もきびしいため、あまり土地が狭いと思った通りの家が建たないこともあります。
2)第二種低層住居専用地域
第一種低層住居専用地域とほぼ同じです。ただし小規模店舗は150uまで許可されます。
3)第一種中高層住居専用地域
中高層住宅(主として4階建て以上)のための地域ですが、2階建てなどの一般住宅も多いエリアです。住宅の他に病院や大学、500u以下の一定の店舗や事務所なども建てられます。
4)第二種中高層住居専用地域
第一種中高層住居専用地域とほぼ同様ですが、店舗や事務所は1,500uまで許可されますので、結構大きなお店もできてしまいます。
5)第一種住居地域
名称は住居地域となっていますが、住宅の他に3,000uまでの店舗や事務所、ホテルまで建築が可能となりますので注意してください。
(3)都市計画図
以上、主だった住居系の用途地域を紹介しました。この他に商業系や工業系の用途地域があります。またこれらの用途地域は役所で都市計画図として閲覧・販売されていますので繰り返しになりますが、ご自分の土地と、それに加えて南・東側がどのような用途地域に指定されているのか確認してみてください。
特に南東側に広い空き地や大きな敷地の家がある場合は要注意です。
※1)建ぺい率:イメージとしては一階床面積の土地面積に対する割合です。
※2)高さ制限:低層住居専用地域では10m又は12m
|